架空ストアのリニューアルについての2,3の事柄

この文章はリニューアル完了前の年末に書かれたものです。
気持ちが入り過ぎて読みにくい文章になってしまっておりますが、要するに架空ストアはいつやめるかわからないよ、リニューアルしたってそれは同じだよというお話です。
それだけご理解いただければあとはもう読む必要はありません。

つか終わらせなくてはということをしばしば考えます。架空ストアの場合は5年後か10年後か、あるいは明日か3秒後かわかりませんが、いずれその時が来るでしょう。儲けがあるわけでもない仕事を、若さも社交性もないエンジニア(私)が一人でやっている現状を考えると、誰かが引き継いで続くという未来はイメージできません。

そうして終わること自体については「いろいろめんどい」以外に感想はないのですが、悔いを残す終わり方は嫌だなと思います。正確に言うと、やめた後で「架空ストア?あれは僕の求めてた音じゃないから」とか語ってしまいかねない自分が嫌いです。残念ながら今のままだときっとそうなります。50年来の付き合いなので知ってますが、私はそういうタイプです。

そんな嫌な未来を回避したいという思いから、架空ストアのリニューアルを決めました。これまでの架空ストアに対する自分の不満をできる限り解消して、「好きです」と告白できる状態を作ってから、やめようかと。いや、すぐにやめるということは多分ないですし、その後も小さなリニューアルが遠距離恋愛のように続くに違いないですが、いつでもやめられるとなれば今よりちょっといきいきするとも思うのです。いいですね。

つまりきわめて個人的な動機によるリニューアルというわけです。売上アップとかバズるとか、そういう経済的広報的効果を狙ったものではありません。私だけが満足して終わる可能性も大ですが、振り返ってみれば私のような人間のための場所を作ろうと思って20年前に始めたのがそもそもなのでした。期せずして原点回帰です。旅の途中で引き返すのは好きでなくても、道に迷っていたら最初の駅に出たというのはちょっとした旅のだいご味という感じもします。これもまた個人的な喜びで恐縮ですが。

「デパート化」を掲げて8月6日に作業を開始し、もうすぐ5カ月が経ちます。あとちょっとですと言い切るにはまだ早いものの、桜が咲くまでには何とかと心ざわめくところまでは来ました。過去に何度も挫折してきたことを思うと、信じられない進捗です。このリニューアルが皆様に何をもたらすか(あるいはもたらさないのか)わかりませんが、長いか短いかもまだわからない最終章を一緒にお楽しみいただけますと幸いです。

架空ストア店主 記す
2025年12月28日

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